「eスポーツがオリンピック種目になったと聞いた。」
「でも、ゲームタイトルやルールはどうするの?」
話題沸騰中のeスポーツ。
オリンピックで正式種目になるのではないか?と、ニュースで取り上げられています。
しかし、クリアしなくてはいけない課題はたくさんあります。
今回は、現時点でeスポーツが五輪競技として認められない理由を挙げました。
3つの問題点を認識し、解決策を探しましょう。
eスポーツがオリンピック種目?:デモンストレーション競技に
ニュースなどで、eスポーツがオリンピック種目になる、
という話を聞きませんでしたか。
この噂は半分が事実で、半分が誤りです。
アジア地域を対象にした国際総合競技大会・アジア競技大会というものがあります。
別名「アジアオリンピック」とも呼ばれています。
2018年の第18回アジアオリンピックでは、
デモンストレーション競技としてeスポーツが採用されました。
実際に「ウイニングイレブン」部門において、日本人選手が金メダルを獲得しています。
そして2022年の中国・杭州大会から、
eスポーツが公式のメダル競技化するという報道もされてきました。
しかし、まだ確定したわけではありません。
そして、世界のオリンピック大会でも、公式種目として選ばれているわけではありません。
将来的に可能性は高い、と言われている状態なのです。
eスポーツの課題:著作権・タイトル・運動
では、いつeスポーツがオリンピック公式種目になるのでしょうか。
いくつかの課題があり、解決してから決まると言われています。
主な3つの問題点を説明します。
eスポーツの課題①:著作権はどうするのか
スポーツには、著作権はありません。
サッカーや野球を行うとしても、誰かに許可を得る必要はないのです。
一方、ゲームは著作物です。
どんなタイトルであれ、使用する以上著作権が絡んできます。
第18回アジアオリンピックでは、
「ウイニングイレブン2018」(コナミ)を含めて、計6タイトルが行われました。
今回に関しては、コナミの版権が関わってきました。
eスポーツの課題②:ゲームタイトルが定まらない
テニスなら、ルールが決まっていますよね。
大幅な変更はありません。
しかし、eスポーツは変動してしまいます。
今年流行っているゲームタイトルが、4年後にも人気があるのかというと
確実ではありません。
タイトルごとにルールを変える必要が出てくるので、毎回の調整が大変です。
eスポーツの課題③:オリンピックにふさわしいのか
汗を流す運動こそ、スポーツ!
eスポーツはスポーツとして認められてはいるものの、
残念ながら、どちらも当てはまりません。
アスリート並みの特訓を重ねても、画面上で戦っているのです。
スポーツの祭典・五輪には向いていない、という声があります。
まとめ
eスポーツがオリンピック正式種目に取り入れられるため、
解決すべき3つの課題を挙げました。
eスポーツの問題点①:著作権はどうするのか
eスポーツの問題点②:ゲームタイトルが定まらない
eスポーツの問題点③:オリンピックにふさわしいのか
eスポーツは現在、スポーツの一種として認められています。
しかし、五輪は特別です。
世界中の人々が戦い、親睦を深めるための競技です。
正式種目に選ばれるまで、道のりは長いようですね。